Rio君のターン

北欧のフィンランドって国でエルフ探し。

2012年~2013年までの1年間、北欧にあるフィンランドっていう国に留学をしていました。北欧なんて行ったこともなく、周りからは何でフィンランド?!というリアクションでしたが、特に深い理由はなかったです。

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フィンランドには可愛い子が多いんだよ。

そんな甘い言葉にひっかかったのは、2010年にカナダへ留学していたとき。

大学を休学してカナダに1年間の語学留学をしていました。1年が終わってそのまま帰国して大学を卒業して「みんなと同じ」就職活動をしたくなかった私は、そうだ今度は、語学留学ではなくて交換留学をしよう。と思い立ったのです。

私の大学には、いくつかの提携先があり、英語圏はもちろんスペイン語やフランス語、中国語圏の受け入れ先もありました。交換留学の可能性を見つけた私は、必要資格となるTOEFLの勉強に勤しみました。

TOEFLは大学進学準備コースみたいなようなもので、xxxについて調べて論文を書きなさい、みたいな感じ。ここの課題設定や発想で、他の人よりも評価される論文などを書くことができるのです。英語力がすべてではなくなりました。

当然、英語圏への長期交換留学は、求められるTOEFLの点数が高いため、現実味はなかったのですが、そこで見つけたのが北欧の提携校。英語が母国語ではないので点数の基準が低かったんです。しかも、北欧の英語教育水準は高く、大学の授業もほとんどは英語で行われるため、北欧の言語が話せない私でも問題はなさそうでした。

でも、やっぱりイギリスやアメリカ、オーストラリアの大学への交換留学に行くことに憧れを持ちます。北欧に行くといっても、なんの縁もゆかりもないので、北欧のどの国を選ぶかなんて、所さんのダーツの旅レベルでどうだってよかったのです。

ただ、そこにつけこんだ甘い誘惑がはいってきます。

 

当時、カナダ留学で面倒を見てくれた留学エージェントのおっちゃんがいました。

交換留学に行くことを次の目標として決めた以降、そいつが囁くんです。

 

北欧には、すっげー可愛い子がいっぱいいるんだって。

特に、フィンランドには。

 

交換留学に行きたい!から、フィンランドに行きたい、となったのは、もはや洗脳です。フィンランドがどんな国かも分からずに、フィンランドへに行く硬い決心をしていました。

 

フィンランドってどんな国?

簡単にいうと、すんごい寒くて何もない国です。その何もないというところに、みんな不自由を感じていなくて幸せなイメージです。

すんごい寒い

日本でも北国の人なんかは、寒いのに慣れているだろうが、私の出身は神奈川だ。たまに雪も降るが、そこまで寒くない。

カナダに住んでいた時も寒かった。体感温度が-30度くらいの日が、2-3日程度あるくらいだ。

ところがフィンランドは、9月末に初雪を見た。反則だろ。誰も9月に雪が降るなんて思わない。

まあ、雪が降ったのは1日だけとかだけど、10月に入ると、ほぼ毎日のように雪が降る。そこかから4月-5月までは雪のシーズンだ。

 

すんごい暗い

これも雪と同じような時期に暗くなるのが早くなる。どんどん暗い時間のほうが長くなってくる。だいたい、10時kら15時くらいが冬の日照時間だろうか。

また、最悪なのが晴れれば良いのだが、ほとんどどんよりして曇の日々が多い。

ちょっとでも太陽が見えただけでテンションがあがったのは、あの時が生まれて初めてだったかもしれない。

太陽、日が出でてくれてありがとうと、太陽に感謝した。

 

余談だが、フィンランドは日本の次に自殺率が高いらしい。これも暗さや寒さが影響ししているのだろうか。

サウナ大好き

最近では日本でもサウナが流行しているけど、私の留学していた頃はそこまでではなかった。なので、毎日のようにサウナに入るフィンランド人が物珍しかった。

マンションやアパートには、予約制で利用できる公共のサウナがだいたいある。ちょっとした一軒家にも、専用のサウナがあったりする。

家じゃなくても公共サウナが街の中にはたくさんある。プールや湖の近くにサウナはあって、温まったあとの水風呂代わりに湖とかに飛び込む。

2月くらいの一番寒い時期に、北極海のサウナにはいって、北極海で泳いだのは貴重だが、そこまで良いものではない。

 

素朴なご飯

フィンランドの料理はユニークで美味しいものもあるが、だいたいは質素だと思う。確かに、サーモンスープや豆スープは美味しいし、ソーセージとじゃがいもの炒めものみたいなもの(perunamakkara)も美味しい。

ただ、家庭料理としては美味しいけど、誕生日やクリスマス、正月など特別な時には食べなくてもいいようなものなんだけど、フィンランド人は、特別だからこそ食べたいらしい。いつも食べているのに。。

サルミアッキ

サルミアッキというお菓子がある。基本的にはグミよりもちょっと硬い感じのもの。これが死ぬほど、吐くほどマズイ。本当にマズイ。これだけ。

 

フィンランドには可愛い子がいたのか。

北欧全体で思い抱くイメージとしては、福祉先進国?IT先進国?そんなものではなく、金髪碧眼のエルフのような女の子がいるかもしれない。。。

男性の皆様なら、そのようなことを脳裏によぎり、そうだ北欧に行こう!と決断する人も少なくはないでしょう。

実際に、色白の金髪碧眼な方は男性でも女性でもうじゃうじゃいます。トルコ方面からの移民もいますので、髪が黒い人、健康的な褐色肌の人なんて方も普通に目にします。

 

では、エルフだったのか、というと。。

 

フィンランドは、「森と湖の国」と呼ばれるくらいなので、森と湖を探せばエルフに会えるかもしれません。

しかしながら街にいるのは、やっぱり人間です。食生活のせいか寒い国のせいか、脂肪を蓄える能力が、日本人の一般的な方より発達している感じがします(ただの偏見)。

お隣の国、ロシアでは、丸太を一人で担いじゃうようなジブリにでてきそうなおばさん、が住んでいそうというイメージも簡単に湧くことができると思います。フィンランドもロシアとそんなに変わりません。

フィンランド人の友達に聞きましたが、彼が言うにはスウェーデン人の女性の方が可愛く見えるそうです。逆にスウェーデン人からすると、フィンランド人、もしくはノルウェー人の方が可愛く見えるのだとか。ロシア人の友達はフィンランド人の方が可愛いとか言ってたような。

どちらにせよ、日本人の私から見れば、北欧出身の方々と、見分けがつかないのでしょうが。

 

 

 

そんな私は、フィンランド人の奥さんとひっそり日本で暮らしています。